【ヒューマン・タッチ レター vol.01】 『飲みニケーション』してますか?
日本最大のHRネットワーク『日本の人事部』サイトに
弊社が行っている、ストレスチェックサービスなどの《メンタルヘルス・EAP事業》について
詳細情報を掲載しております。
あわせて、弊社代表取締役 森川 隆司(臨床心理士)のコラムも連載しております。
せっかくですので、これまで掲載したコラムを、随時ご紹介していきたいと思います。
【ヒューマン・タッチ レター vol.01】
『飲みニケーション』してますか?~臨床心理士が教える具体的事例~
みなさん、こんにちは。ヒューマン・タッチ森川です。
先週まで、こちらのコラム欄に「臨床心理士が教える不調者対応~復職支援の成功・失敗事例~」を連載しておりました。
(⇒「日本の人事部」専門家コラムを御参照ください)
今後も、上記書き重ねていこうと考えていたのですが、社内から「ボリュームが大きい」「読みづらい」と
悪評が相次ぎ(残念!)、今回から「ヒューマン・タッチレター」として、メンタルヘルス全般に係る時事ネタなど
思いつくままに情報発信させていただければと思います。
さて、初回のネタですが、「飲みニケーション」について、です。
この言葉自体、既に死語となりつつあるビジネス用語だと思いますが、
ストレスをやわらげるための“緩衝要因”のひとつとして、よくセミナーなどで話題にしています。
5月は、新入社員のメンタルヘルスに関する社内教育が多い時期です。
ある企業様で、数100名規模の新卒者向けセミナーをやってくれないか、と御依頼をお受けしました。
その場合、主に「セルフケア」を中心に、“ストレスとは何か”“その対処法とは”などを、
体験やワークを交えてお話しします。
「NIOSHの職業性ストレスモデル(※1)」より、緩衝要因の大切さを伝える例としてお話するのですが、
私自身、今の新入社員がどれぐらい「飲みニケーション」を意識しているのか興味もあり、
セミナーで質問することがあります。
「ちょっと飲みに行かないか?」「土日、一緒にゴルフでもどうだ?」
帰り際に、先輩や上司に、こんなふうに誘われて、積極的に参加しようと思う人は?
みなさん、どれぐらいの社員の方が手を挙げると思いますか??
新人セミナーです。やる気のある若者たちです。4割ぐらいは手が挙がるかなと思っていたのですが・・
数100名のうち手が上がったのは、わずか4名。同じ会社の他のグループで行っても6名のみ。
もちろん、全ての企業様が、このような数字とは限りません。私の経験からですと、半数以上の手が上がるのは、医業や介護、
また専門サービスの分野などの会社が多いように感じます。
では、この手を挙げなかった新人さん達は、なぜ「飲みニケーション」に積極的になれないのか。
実際に聞いてみた、その理由は… 次回「ヒューマン・タッチレターvol.02」にて!
(※1)NIOSHの職業性ストレスモデル 【出典】アメリカ国立労働安全衛生研究所
仕事上のストレスが、メンタルヘルス不調に進展していくまでのモデルを 「職業性ストレスモデル」といいます。
ストレス要因によるストレス反応が続くと、健康障害につながります。
ストレス反応の程度は仕事外の要因、個人要因、 緩衝要因の影響を受けるといわれています。
緩衝要因として重要なのは、周囲のサポートや快適な職場環境です。
■上記、森川代表による専門家コラムは、
『日本の人事部』(人事キーパーソン、インタビューコラム)に、毎週連載しております。
是非、そちらのサイトも御覧下さい。